ヤドランカさん墓前参り

11月9日午後17:00

●ヤドランカさんお墓参り・献花

 11/9 ヘルツェゴビナで歴史に残る「スタリモスト平和揮毫」を終え余韻を感じる間もなく午前中に一路、スルプスカ共和国首都バニャルカ市に向け出発。230kmの道のりであった。目的の一つである旧ユーゴスラビアの「国民的歌手ヤドランカ」さんの墓前へ参りに向かう。ここでは遠く離れた日本のファンクラブの皆様、音楽関係者より大切な遺品やお土産を預かっていました。

 

夕方17時頃現地に到着。墓地公園は新しく出来たものでヤドランカさんの墓石は直ぐに見つけられました。ここで大切に預かっていたお土産品等を添えて一同合掌。
日本のミュージックシーンにではNHK「みんなの唄」や
民音(民主音楽協会)をはじめとした全国コンサート等、多大な功績を残されたヤドランカさんに感謝の想いで祈りを捧げました。託されている行程で次に、市内中心部にあるRTRS(バニャルカ公共放送)のテレビ局を目指す。


ヤドランカ・ストヤコヴィッチは2016年5月3日の夜遅く、ボスニア・ヘルツェゴビナのバニャルカにある病院で亡くなりました。享年65歳― ヤドランカさんは人工呼吸器装着をなるべく先に延ばし、出来る限り自力で呼吸する療養中も楽曲制作、音楽番組のプロデュースや若いアーティストへのアドバイザーとして仕事をこなし多くの取材も受けておりました。ヤドランカの闘病の姿勢は旧ユーゴスラビアの多くの人々に勇気を与えていたようです。日本でもヤドランカ作品の企画が進んでいたところでした。

 

2011年3月、クロアチアでの仕事の為ボスニア・ヘルツェゴビナに帰国した際ALSと診断され、そのままボスニアで療養生活に入りました。療養中も楽曲制作、音楽番組のプロデュースや、若いアーティストへのアドバイザーとして仕事をこなし、多くの取材も受けておりました。ヤドランカの闘病の姿勢は旧ユーゴスラビアの多くの人々に勇気を与えていたようです。日本でもヤドランカ作品の企画が進んでいたところでした。生前お世話になった日本の方々、ファンの皆様、ヤドランカに代わり改めて御礼を申し上げます。
                            2016年5月6日
                            ヤドランカ スタッフ一同